翻訳会社経営者の独り言

翻訳会社経営者の英語克服史


(本ページは編集中)

その子会社は当時、非常に素晴らしい会社だった。
もちろん、NEC本体も理工系の就職先として大人気だった。

その子会社にせよNECにせよ非常に活気があった。
社屋はボロかったけど、皆、やる気に燃えていた。
そこまでだったらバラ色の技術者人生である。
だが、配属されたNECの技術部門は国際的だった。
僕の任務は、海外の技術を日本に移転すること。
書類の多くが英語で書かれていた。
あー、英語をちゃんと勉強しておけば良かった。。。

そう、僕は、高専で英語はサボっていたのだ。
ポケコンのプログラミングに燃えていた。

あー、何でよりによって。。。地獄だ。
英語が出来なければ仕事にならない
英語の社内試験のスコアも上げなければ。

このまま負け犬になるのは悔しいー何とかしなければ。

でも、貧乏だった僕は、英会話スクールに通う余裕は無い。
毎日毎日2ヶ国語の映画やニュースなどの番組を見て鍛えた。
NECには自主研修というシステムがあったのでそれにも参加した。

そして月日が経過した。
気がついたら子会社の中ではもちろんのこと、
NEC全体の中でトップクラスの英会話能力を身に着けた。
仕事も国際的技術者として海外を飛び回るようになった。

このNECでの業務の中に翻訳も含まれていた。
自分で翻訳することもあったが、翻訳会社を使うこともあった。
翻訳会社から上がってきた訳文のチェックは僕が行っていた。
このときの経験が、後の翻訳会社の経営の原点となっている。

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最近、パートナーの翻訳会社が Google で上位に表示されるようになってきた。 非常に複雑な心境だ。

私は、過去、パートナーの翻訳会社に Google で順位を上げるための指導を行った。 パートナーの翻訳会社が Google で上位に表示されるようになったのは、ある意味、私の指導を守り、努力を継続してきたという側面もあるので、祝ってあげたい気持ちもある。

しかし、ビジネス的に考えると私は非常に大きな過ちを犯したのかもしれない。かつて日本人が中国人を甘く見て、中国人に技術やノウハウなどを持っていかれ痛い目に会ったのと同じように、私はパートナーの翻訳会社を甘く見て、パートナーの翻訳会社に翻訳会社運営の技術やノウハウなどを持っていかれ、痛い目に会うような気がしてならない。

現在の所、まだ、私の翻訳会社の方が若干優位にあるが、ハングリー精神が旺盛なパートナーの翻訳会社が、検索エンジン上で私の翻訳会社を追い越す日が来るかもしれない。正直、まさかパートナーの翻訳会社がそんなに上位に表示されるようになるとは思っていなかったので焦りも大きい。今後、パートナーの翻訳会社であろうと、翻訳会社の経営ノウハウを教えることは絶対に無いだろう。

パートナーの翻訳会社と言えども、私の翻訳会社のポジションに接近する翻訳会社は容赦せず迎撃するしか無いかもしれないな。(田吹

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