翻訳会社経営者の独り言

翻訳会社の経営でプライベートが犠牲に


翻訳会社に限らないだろうが、経営者というのはプライベートをかなり犠牲にしている。自分は大手電気会社に勤務していたサラリーマンだったから、サラリーマンはサラリーマンで大変なのはわかっている。だが、サラリーマンは経営者ほどにはプライベートを犠牲にしなくて済む。というのが、自己経験に基づく比較である。

もっとも、自分が経営する翻訳会社は、いわば中小企業に分類される訳で、大企業の経営者となると別なのかもしれないが・・・。


このままでは会社の経営者を目指す人は減少し、日本経済は崩壊するだろう

僕は、言わば結婚難民だ。 紛れもない事実で、先日、長年交際していた相手と破局した。

短いながらも中身のあるデートを積み重ねて来たはずだったが、知らず知らず仕事重視になっていた。 人生のほとんどの時間を仕事に費やしているような交際相手じゃ、つまらないのは当たり前だ。

それに、会社経営者を敬遠する女性も増えているように感じられる。 これは、平成不況の影響が大きいだろう。 平成不況の頃、多くの会社経営者が自殺した。 中には保険金で会社を救おうとした涙ぐましい例もあった。 同じ会社経営者として、本当に心が痛むし、多くの自殺者を出した日本政府の責任を感じる。 話が少しそれたが、とにかく、世間の会社経営者に対するイメージが、かなりダウンしたのは間違いない。

また、自殺しないまでも、元ヤオハン会長の和田氏や、ダイエー創業者で元会長の中内氏など、本来であれば立身伝中のヒーローであるべき人が苦境に追いやられた事実も、会社経営者のイメージに暗い影を落としている。

そのような状況であるから、親だったら、娘が結婚する相手が会社経営者だと聞いたら「やめときなさい」って言う人が多いだろう。 もし、結婚相手の経営する会社が傾いたら、娘が苦労することは目に見えているのだから。 親としては、結婚する相手は、リスクの高い会社経営者よりも安定した公務員などの方が良いだろう。

また、元ライブドアの堀江社長のように、社会問題を起こす会社経営者が時折出現することもイメージダウンにつながっていると考えられる。 世の中のほとんどの経営者は、日々、血と汗を流して仕事をしていると考えられるが、一部の経営者が起こす問題で会社経営者のイメージがダウンすることは悲しい。

そんなこんなで、最近、自分自身をここまで犠牲にして会社経営をやることが、本当に正しいことなのか疑問に思い始めた。 黒字で健全経営をしている会社経営者が、こんなことを考えるわけだから、このままでは本当に会社経営者を志す若者が減少すると思う。 ただでさえ少子化で日本人の若者が減っていくのだが、それに加えてこのような状況だ。 会社経営者の社会的地位を上げるなどの施策をしなければ、日本人の会社経営者は姿を消してしまうぞ! 

どうなることやらねえ。。。

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